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ご挨拶

第52回日本人工臓器学会大会
大会長 米川 元樹
(社会医療法人北楡会 札幌北楡病院 理事長)
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、平成26年10月17日(金)から19日(日)の3日間、札幌において第52回日本人工臓器学会大会をお世話させていただくことになりました。本大会が北海道で開催されるのは、本学会の前身の第9回人工内臓研究会(故三上二郎先生)に始まり、第9回大会(故杉江三郎先生)、第21回大会(故葛西洋一先生)、第27回大会(水戸廸郎先生)、第40回大会(当院川村明夫会長)に次いで6回目となります。
 日本人工臓器学会はわが国における医療機器基礎技術の研究者(工学部・理工学部)、医療機器の開発・商品化を行う医療機器産業の従事者、そして医療機器・人工臓器のエンドユーザーである医療従事者(医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士)の3者からなり、シーズからニーズまでを幅広く網羅する学会であります。これまで、人工心肺装置、人工腎臓、アフェレシス、人工膵臓、植込み型人工心臓、人工血管、人工関節など、数多くの人工臓器を中心とした治療機器を世に送り出してきました。これらの人工臓器は高齢化社会においてはますます必要性が増しており、本学会ではより生体に適合する人工臓器の開発・改良に取り組んでおります。
 今回、大会のテーマは特に設けませんでした。過去にお引き受けした学術大会ではテーマを設定し、それに沿ったシンポジウムや企画を組みました。しかし、それは全体の演題数に占める割合は非常に低いため、最終的にテーマに沿った一貫性のあるプログラムにはならず、消化不良の感が否めませんでした。それよりは人工臓器の最先端の研究はもちろんのこと、3Dプリンターを用いた人工臓器、在宅医療、救急医療、医療経済など、幅広い領域の演題を集めて玉石混交のプログラムにするつもりであります。また、学生・若手研究者を対象としたポスターセッションでは優秀な演題を表彰し、次世代を担う研究者の励みになるような大会にしたいと考えております。ぜひとも、皆様から演題のご応募をいただければ幸いでございます。
また、大会期間中に「ここまで進んだ介護ロボット」と題した市民公開講座を開催いたします。わが国では現在65歳以上の高齢者は4人に一人(25%)となり、2040年には35%に達するといわれています。このような高齢者人口の急速な増加に伴って、介護現場においては介護ニーズが増大する一方、労働力人口の減少や介助者の高齢化が問題とされ、介護ロボットに対するニーズが急速に増加しています。具体的にはロボットの開発・販売をしている企業に、開発段階の発想から製品の具現化に至る経緯、実用化での問題点など、わが国の得意とするモノづくりに関して説明していただき、さらに市民に実際に機器に触れて有用性を体感していただく予定です。
 大会時期の札幌は周囲の山々の紅葉が始まり、北海道大学のイチョウ並木も色づいてきます。皆さまには、ぜひとも札幌においでいただいて、海の幸、山の幸など収穫の秋を堪能していただければ幸いでございます。

謹 白 

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